おたまさんの体験記

右足人工関節全置換術(MIS手術)  2006年5月
                           
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   「1年検診を受けるまで」

    2007年、7月12日。私の1年検診の日です。
   前回の体験記は、2006年10月17日現在で終わりました。
 
   さて、3ヶ月検診で車の運転が許可され、通勤も楽になりました。
   部屋の中で杖を離したのが、術後4ヶ月半後。
   外歩きの時、杖を離したのが、術後7ヶ月半後。
 
   I先生は、「3ヶ月は杖を離さないように。」とおっしゃいましたが、それから考えると、
   なんと慎重だったことでしょう。
 
   筋トレも、車の運転許可が下りたら、少々消極的。
   でも、プールには通って頑張っていた矢先、それもダメになるような出来事が2つ起こりました。
 
  @低温火傷の恐ろしさ!
 
   2007年、2月7日、足を温めるのに寝るときに足下に入れていた磁気治療器で、
   術足の右下外側に低温火傷が出来ました。
   大きな水ぶくれが出来、まるで宝石の琥珀のようにふくれてきました。(写真添付)
 
   医者からは、「つぶさないように、つぶすと長くかかるからね。」といわれていたで、
   くれぐれも用心していたのですが、
車から降りるとき、ぶつけてしまい、つぶしてしまいました。
   で、せっかく頑張っていたプールも禁止。
 
   それからが、低温火傷との戦いの始まりです。
   破れたところが膿んでくる。
   医者に処方された抗生物質を塗りながらの治療が続きました。
 
   一番困ったのは、痒くなってくることです。
   掻かないでおこうと思っても我慢できません。
   我慢できなくなって掻いてしまっていたら、5月1日から足がパンパンに腫れてきました。
 
   さあ大変。菌が入っていたらどうしよう。
   術足に菌が回ったら・・・どうしよう。
   心配で心配で、I先生にメールでお尋ねしました。
 
   「菌が回ったら、股関節に痛み、熱、腫れが出てくる。そのような様子が見えたら、
    外来で診察してくださる。」
   とのお返事をいただき、少しは安心しました。
 
   幸いそのような症状は出ませんでしたが、5月1日から10日まで、家で謹慎。
   医者から、足を出来るだけ使わず、寝ておけという指示。
   せっかくの連休の楽しい予定が全部キャンセルになりました。(悲しかった、心配だった。)
 
   ようやく、防水テープをしないでお風呂に入れたのが6ヶ月半後。
   長かった。不安だった。痒かった!
 
   皆さん、医者の話によると、冬は、ホッカロン、ハロゲンヒーター、ホットカーペット等による、
   低温火傷が多いそうです。
くれぐれも注意してください。
   おたまからの経験上のお願いです。
 
   そんなわけで、プールから遠のき、筋トレから遠のきました。
 
 
  A交通事故
 
   低温火傷と格闘しているときに、交通事故に遭いました。
   交差点でが黄信号になったので止まったら、後ろから「ド〜〜ン!!!」
 
   術足の右で、ブレーキを踏んだままぶつけられました。
   反動で、体が前に行き、そのまま後ろへ。
   後で気がついたら、頭にしていたカチューシャが、後ろに飛んでいました。
 
   首のむち打ちと術足の右人工股関節が損傷していないか心配です。
   整形外科でレントゲンを撮ってもらったら、首、股関節2週間の挫傷。
   幸い、人工股関節は、1年検診でI先生に見ていただいたら、異常なしとのことで安心しました。
   (これは7月12日のことです。それまでは、何か違和感があると、後遺症じゃないかと心配でした。)
 
   首の方は、もう6年お世話になっている鍼灸整体の先生が、以後16回治療してくれ、元に戻りました。
    (整形外科のレントゲンでは、骨に異常がないと、異常なしですが、筋肉や筋はやはり損傷を
     受けています。
このあたりが、西洋医学と東洋医学の違いでしょうね。やはり、首もどこと無く
     違和感があり、頭が重い感覚はありましたからね。)
 
   というわけで、低温火傷と交通事故の二重のアクシデントにより、筋トレとプールでのリハビリを出来ないまま、
   7月12日、I先生に1年検診を受けました。
 
 
  「1年検診 当日」
 
   1年検診は7月12日でしたが、これを機会に、北海道観光を楽しみました。
   10日から17日まで滞在しました。
 
   今までお会いしていなかったasaおばさんと連絡を取り合い、検診日を一緒にしました。
   また、関西から、おひろんさん、Kazukoさん、ジャッちゃんが、来札。
 
   K子さん、akiiさんにはシュノーミングを体験させていただきました。
   mariさん、K子さん、sachikoさんには札幌観光に付き合っていただきました。
 
   また、オフ会、サクランボ狩り、富良野観光等を楽しむことが出来ました。
 
   皆様、その節は、大変お世話になりました。
   改めて、この場をお借りしてお礼申し上げます。
 
   さて、1年検診当日。
 
   3時予約でしたが、1時に病院に行き、早速レントゲン撮影。
   予約時間まで、懐かしい病院内を歩きました。
   喫茶店で、お茶も楽しんで・・・「懐かしいなあ!!!」
 
   診察は3時きっかり始まりました。
 
   いつもにこやかなI先生。
 
   私が杖をついて入っていったので、
   「まだ、杖をついているのですか?」と、第一声。
 
   「いいえ、アクセサリーです。」と私。
 
   先生は笑っておられました。
 
   そして、レントゲン結果は異常なし。
   ベッドに横たわって(今回は、靴を履いたまでしたので、びっくり。時間省略にいいですね。)メジャーで計測。
 
   先生「右足(術足)が1センチ太くなっていますよ。」とのことでした。
   (これって、筋肉がついて来たんですよね。右足、頑張っているんだ!)
 
   さて、未術足の右股関節は、手術をしてもいい頃だとか。
 
   先生「どうされますか?」
 
   私「まだ、術足の右みたいに痛みが出ていないので、様子を見ます。」
 
   先生「それでは、また1年後に。もしそれまで痛くなったら、連絡ください。」
 
   とのことで、1年検診を無事に終わることが出来ました。
 
 
   未術足の左足は、術後1年3ヶ月頑張ってくれました。
   でも、1週間前頃から、左背骨横から左臀部、左足前、後ろの筋肉、左膝に痛みが強くなってきています。
   部屋の中で、今は、杖を使って歩いています。歩くと肩が揺れているといわれました。
 
   8月27日、テレビでI先生の放映がありました。メールもたくさん来ているそうです。
   これで、手術までの待ち時間もまたまた長くなることでしょう。
   今から予約を入れておいて、丁度かもしれません。
 
   I先生にメールでお尋ねしているところです。次回の報告は、左足手術になるかもしれませんね。
 
   では、また。(最後までお読みいただき、有り難うございました。)
 
                                        2007/09/01  記

   

右下外側の低温火傷の写真です。


   
 
                                                 
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