おたまさんの体験記

右足人工関節全置換術(MIS手術)  2006年5月
                           
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  B入院までの検診や準備

   
◇初診日

    2005年12月22日。N病院のI先生の初診日です。
    前日、仕事は午後からお休みをいただき、夕方、
    関西空港を飛び立ちました。
    冬の札幌は雪が多いから、寒くないかなあ、滑らないかなあと
    心配しながらの出発でした。 その日はホテルへ泊まりました。

    当日、1時半の予約でしたが、12時半病院着。
    でも、すぐにCT撮影が出来、その後I先生の診察になりました。
    右足が末期であること。左足の手術は右足の手術後でなければ、
    するしないかはわからないとのこと。
    自分自身HPで調べたり、I先生の手術を受けた患者さん達に、
    メールでお聞きしていたので、 即、手術をお願いしました。
    その場で、貯血は4月28日、入院5月17日、手術5月19日、
    退院5月30日と決まりました。

    先生の方からは、厚生医療が使えるので、まず、
    障害者手帳交付の申請をすることを教えていただきました。
    その後、看護師のH主任から、退院までの日程と内容、
    入院に必要な物等の説明がありました。
    日程等は表にされていたのでとてもよくわかりました。
    遠方なので入院に必要な物は荷物で送るので、ナースセンターで
    預かっていただけるようお願いしました。
    終わったのが5時頃、その日もホテルに泊まり、
    2泊3日の札幌プチ旅行になりました。

    さて、帰ってきてから、早速、市役所に行き、
    障害者手帳の交付申請をしました。
    係の方が、両足変形性股関節症の場合は介護保険が使えるので、
    その手続きもしました。
    介護保険は主治医の先生に意見書を書いてもらうことが必要でした。
    手続きをしてから、1ヶ月後ぐらいだったでしょうか、
    障害者手帳が届きました。 障害者4級(片足人工関節の場合)
    の認定が下りたのでいろいろ優遇措置があります。
    税金の減免、自動車税の減免、携帯電話の利用料の割引、
    生協の配送料の割引等々、出来る限りの手続きをしました。
    又、介護保険は、要介護1の判定が出ました。
     (ただし、平成18年4月から、規則が変わっています。)
    そうすると、ホームヘルパーさんのお手伝いや、住宅改修で、
    手すりの取り付けや段差解消の補助が出ます。
    ケアーマネージャーさんにお願いして、退院後のケアープランを
    立ててもらいました。

    ホームヘルパーさんは週1回、一時間半掃除やゴミ出し、
    洗濯買い物などのお手伝いをしてくれます。
    又、退院後のトイレ、お風呂の手すりの取り付けを考え、
    リフォーム会社の方に計画をお願いしました。

  
◇貯血とCT撮影、筋力測定

    4月28日、貯血等のため、再び札幌に向かいました。
    まず、CT撮影、血液検査、尿検査、心電図等の検査、
    その後リハビリ室で、K先生から筋トレの方法を教えてもらい、
    筋力測定。 最後に貯血でした。
    貯血は椅子に座り行いましたが、注射針はI先生がご自身で
    さされるということで、 用意をしたまま、
    15分ほど待たされました。
    何だか緊張してきたので、看護師さんに
   「ガムかんでいいですか?」と聞くと、
   「いいですよ。待ってると、緊張するものね。」と言ってくれたので、
   心が落ち着きました。
   貯血の時間は6分ぐらいでしたが、その後の点滴が2時間、
   これがしんどかったです。
   1時間ぐらいしたら、手もだるくなってくるし、腰も痛くなってくる。
   看護師さんに言ったら、「ベッドに移りましょう。」と言ってくれ、
   それから後はベッドでうつらうつら寝ていました。
   結局この日は、I先生とお話しすることもなく終わりました。

   当日は貯血後体調が悪くなると困るので、ホテルに1泊しました。

   初診後から、入院準備物は少しずつ用意していきました。
   入院準備物は、細々あります。
   海外旅行用のスーツケースに思いつくままポンポン入れていきました。
   入院3日目前ぐらいに病院に着くように、宅配業者に依頼しました。
   (5月17日、入院した日に、ナースセンターに無事着いていました。)
   I先生には初診の日に入院まで筋トレを頑張るように
   言われていましたが、 痛くて1キロの錘を付けた筋トレは、
   ほとんど出来ませんでした。
   代わりに、寝転がってこぐ自転車こぎを毎日15分やっていました。
   最初の日は、右足に臀部が5分ほどで痛くなりました。
   もう止めようと何度も思いましたが、頑張ってやっていたら、
   臀部の痛みがなくなってきました。
   ですから私は入院前は、I先生の筋トレはほとんどせずに
   入院日を迎えました。



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