私は、子宮筋腫での手術は、2回目になります。
7年前、新札幌にある病院で、開腹手術での、「腹式筋腫核出術」を受けました。
そして今年6月に受けた人間ドッグで、握りこぶしぐらいの筋腫があることがわかりました。
私は、股関節の手術をした、翌年から仕事を始めていましたので、できれば今回は開腹手術では
なく、術後回復の早い、腹腔鏡での手術が出来る病院を探し始めました。
札幌の中心にある、N病院、そして今回私が入院し、手術を受けた小樽寄りにあるT病院。
どちらか迷いましたが、腹腔鏡手術実績が多く、なにより冬場になったとき、我が家から
JR 一本で行けるT病院に決めました。
8/19
初めて病院へ。副院長先生に受診をお願いしました。内診後、「かなり大きな筋腫で、内膜症も
併発しているので、かなり厄介だ」と言われました。
次回、MRIに入り詳しく診てみることになり、貧血もありましたので、鉄剤を服用することになりま
した。
9/2
朝9時に到着。血液検査とMRIに入りました。画像をみてみると、私がみても大きな筋腫である
ことがわかりました。
10/7
朝9時に到着。血液検査の結果 ヘモグロビンの値が9→11になっており、予定どおり手術が
出来そうで、一安心。
10/28
入院に向けての説明と、最終検査をしました。
11/9
入院当日
10時病院到着→荷物を片付けてパジャマに着替える。→麻酔科の先生より説明→看護婦さん
より院内の説明。
下剤をお昼まで飲むように言われる→手術に必要な処理をする(おへそのそうじなど)
20時担当医より説明。副院長先生は外来のみの先生でしたので、この時初めて担当医師に
対面しました。
私の筋腫は12センチあり、内膜症も併発しており、癒着もかなりあるだろうとの事で、腹腔鏡オペ
で行う予定ではあるが、途中開腹術になる割合が通常の3%より少し高くなることなど説明が
ありました。
11/10
手術当日
6時。昨夜から天候が大荒れ、緊張のせいもあり、あまり眠ることができなくて、着替えのパジャマ
を取りに廊下を歩いていたら、看護師さんに、早々と浣腸をしてしまいましょう・・・・と言われました。
10時までは、お茶・お水のみOKでした。しばらくシャワーが出来なくなるため、シャワーに
入りました。
11時、点滴始まる。
14時30分 1時間遅れで、手術室へ。
18時30分 予定より2時間以上遅れ、4時間かかって腹腔鏡での手術が終了。気がつくと病室
でした。とにかく吐き気がひどくて、息苦しさと、気持ち悪さで、今まで経験した事のない状態でした。
その後、どのくらい時間が過ぎたかわかりませんが、私の周りには、医師2人?看護師さん3人
ぐらい?とにかく、人がたくさん私の近くにいて「血圧が30から上がらない・・・とか何度もルンルン
さんここどこかわかりますか?自分の名前言えますか?」
「輸血もっと持ってきて・・・・」とか。えっ?私!危険なのかな・・・死んでしまうの? えっ?うそ・・・・
どうして?私・・・娘残して死ねない・・・・絶対死ねない・・・・・
もうろうとしていたけれど、隣にいた先生に「私、死ぬって事あるんですか・・」って聞いたのは、
はっきり覚えています。(今でもその状態の事を考えると、涙が出てしまいます・・・・)
それから、しばらくして(時間がよくわかりません)「ルンルンさん、輸血をいくらしても、状態が変わら
ないので、開腹手術をします・・・・今、ご主人にも連絡取ってますから」と言われ、とにかくあまり良い
状態じゃないのだな・・・・と思いました。
次に気がつくと、ICUで、主人がいました。時間は深夜1時過ぎだったと思います。主人は車で来た
のだろうか?・・・・娘はどうしているのだろうかと考えました。
主人は普段、すごく冷静な人ですが「車の中で、ママに何かあった場合なんて、娘に説明しようか
考えた」と。
義父・母にも連絡はしていないようで、その気持ちを考えたら胸がつまりました。
その後、眠ったようで、朝方看護師さんが来て、体を拭いて着替えさせてくれ、ICUから、ナース
ステーション横の2人部屋に移動しました。
2008年に家族で行った沖縄
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