◇ 手術後 ◇
☆8月14日(術後8日目)
今日は2時過ぎから、目が覚めてしまった。この猛暑の中3日もお風呂に
入れないのは、辛い・・・水でもいいから、頭から、かぶりたい気持ち。
9時ぐらいに、お風呂の順番がまわって来た。嬉しい〜♪
10時リフレッシュした体で、リハビリに。今日は松葉杖の練習。
なんとサークルより上手く、術足に体重がかけられ、きれいに歩ける♪♪
15時過ぎ、リハビリより病室に戻ると、義父、母、娘が洗濯物を
持ってきてくれた。
明日、主人は休みをとり、何処にも行っていない娘のために、
北竜の向日葵畑を見に連れて行くらしい。
私も行きたい所だが、今回は我慢、我慢。娘とひまわりの素敵な写真を
楽しみに待つ事にしよう。
その後、友人が仕事を終えて、寄ってくれた。あまりに病室が暑いため、
お盆で空いている、1階ロビーで一時間くらい涼みながら、話をした。
☆8月15日(術後9日目)
昨日の夜は、本当に暑いし、風は無いし、眠ったのか、眠ってないのか、
わからない夜だった。
今日は、病院自体が、お盆休みで、リハビリも何も無い一日。
お昼過ぎ、あまりに暇で、冷たい飲み物を買いに、一階待合室に行き、
ついでに雑誌をみた。
エレベーターで上がり、部屋に戻って、ゴロゴロしていたら、高校時代の
友達が、お見舞いに来てくれた。夕ご飯まで、何をしようかと考えていたので、
すごく嬉しかった。
夜、主人から、きれいな向日葵畑の写真が携帯に添付されてきた。
ひまわりの写真は私に元気を与えてくれた。
☆8月16日(術後10日目)
今日は、久しぶりの雨。少しは涼しくなるかな・・・。
ついつい移動には、サークルを使ってしまう。荷物を持ってだと、
まだ松葉杖は自信が無い。
今日は、書類などの提出などもあったので、19日に退院できるか、
先生に再度確認。
OKが出た。
今日は週に2度のお楽しみのお風呂。本当に気持ちがいい””
午後からの活力になる。
11時すぎ、私のベットのお向かえに、50代の秋田なまりの楽しい方が入った。
とてもにぎやかで病室がさらに明るくなった。
15時、小樽の自宅に行った帰りに、義父、母、娘が寄ってくれた。
18時30分、主人が頼んでいた物を届けに寄ってくれた。
そして、メールをチェックしていたら、函館の幼馴染が、札幌に遊びに
来ているとの事。何とか、帰る日と私の退院日が重なったので、
我が家に寄れる事になった。
函館に帰省すると必ず会う友達なので、すごくうれしい(*^v^*)。
☆8月17日(術後11日目)
昨夜は、病院に来て、初めて布団を掛けて、寝た涼しい夜だった。
しばらく続いた、熱帯夜が嘘のようだった。
リハビリは9時過ぎに行った。今日と明日残すところ、
あと3回となってしまった。
しっかりやろう!!!
お昼ごはんの後、知らず知らずのうちに寝てしまった。S先生と、お隣の
話し声で、目が覚めた。『知らない間にねてしまったなーぁー』と私がいうと、
S先生から『○○さん、口開けて、気持ちよさそうに寝てたよぉ〜〜』と。
みんな大爆笑だった。
その後、先生の最終チェック・・術足をぐっと上げて見せると、先生は
『すごい、すごい、これはすごい!!』。と褒めてくれた。S先生は割りと、
厳しく指導する先生なので、最後の最後に褒めてもらったのが、
すごく励みになった。先生から『無理にたくさん歩かなくて、いいから、
リハビリは無理をするように・・・』と
『しばらくベットたくさん空いているから、まだ居ていいんだぞぉ』とも
いわれちゃいました。確かに、あと1週間いれば、きっと今より、いい状態で
退院できる事は間違いないのだけれど、子供の事を考えれば、
学校も始まっているし、どうしても家に居てあげたい気持ちでした。
16時ごろ、mariさんが、O先生の診察の後に、病室に寄って
くださいました。予定より早く退院を決めた、私を気に掛けてくださって
いました。本当に本当にうれしくて、
mariさんに出会えた事に感謝の気持ちでいっぱいになりました。
☆8月18日(術後12日目)
今日も、風が爽やか。このまま秋になるの?
今日で、リハビリは最後。しかも土曜日なので、午前の一回だけ。
総仕上げ、しっかりやらなきゃ!!
8時50分リハビリ室へ。今日は、病院も午前診療のみなので、一般の方も多く
混雑していた。なんだか、最後だと思うと、寂しい気持ちになった。
PTさんより、自宅に戻ってからの、プログラムを頂いた。カラー写真で、
一つ一つの動作が大きく、載っていて、見やすく、わかりやすい。
自宅に帰ったら、さぼらず、頑張らなきゃ”””
私は早めに、退院する分、S先生にお願いして、しばらくここより近い、
病院へリハビリに通うようにしていただいた。
そこの病院は、S先生が火曜日の午後だけ診療をしている、我が家から、
20分の所にあるO病院。S先生に診てもらえるという事が、なにより安心できる。
☆8月19日 快晴(術後13日/退院の日)
今日は、ここ2・3日の涼しさで、ぐっすり眠れた。4時ごろから、
静かに、静かに、荷物の整理。5時には、洗顔や洗髪を済ませて、13日ぶりの
お化粧もした。私服に着替えて、ベットに座っていると、みんなに
『おっいよいよ退院だね!!お化粧すると可愛いよ』と言われた・・笑"^_^";
ちょうど24時間テレビが放映されていたので、朝から、ドキュメントをみて、
みんなで、涙した。単純かも知れないが、しばらくの足の不自由さぐらいで、
へこんでてはいけないなっと強く思った。そして改めて、
元の状態に戻るよう努力しようと思った。
8時に最後の朝食を食べ、その後に、他の病室の方にもご挨拶し、
看護師さんやその他の方にもお礼をして8時50分ごろ、病室の方に見送られ、
主人と娘と一緒に16日間お世話になった病院を後にした。
その後、予定通り函館の友人ファミリーと合流。お昼の買出しのため
Jスーパーによる事に。車椅子マークのパーキングが想いのほか遠く、
通常パーキングに車を止め、主人に車椅子を持ってきてもらった。
まずATМでお金を下ろしたかったためコーナーを探すと、
なんと入った入り口の逆・・・以前なら、なんてことない事なのだけれど、
必死で、車椅子を走らせた。帰りは、手の力不足もありフラフラ、
主人に押してもらった。
このとき、いかに病院生活が、快適なものだったのか実感した。そして、
今まで、気づく事も少なかった、小さな親切も、とても心に響いた。
これから先、自分が逆の立場になった時の事も改めて考えさせられた。
自宅に着いて、玄関ドアまでの三段の階段さえも、時間が掛かってしまう・・
私、本当に明日から大丈夫??
久しぶりに帰ってきた自宅は、主人が2日間掛けて、
掃除をしてくれたらしく、きれいに片付けられていた。感謝!!
お昼の準備は、友達と一緒に座りながらの作業・・・以前から準備していた
ガス圧式イスが、大活躍。それにしても、何か一つ取りに行くのにも
歯がゆい。二階に上がるのは、かなり億劫だ。病院が少し恋しくなった(笑)
退院後へとつづく
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