◇ 手術 ◇
☆8月6日 手術当日
やはり緊張して、眠れなかった・・朝は絶食。
8時15分、点滴が始まる。9時15分、手術室まで、歩いて移動。
手術室の中に入ると、有線放送が流れていて、YUKIや、絢香、
ナナムジカなど私のすきな曲が入っている・・少し緊張がほぐれた。
麻酔科の先生からお話があり、腰を丸めて、全身麻酔・・・
しばらくして気が付くと、病室のベットの上。
主人の話では『口がにがい・・・顔がかゆい・・』などと云っていたそう。
主人と義父には、先生から説明があったそうで、主人いわく、
あれだけのボルトで押さえられているのだから心配ないな。
先生の技術はすごいよ。と言って、いったん自宅へと戻って行きました。
しばらくは、調子が良かったので、早々に、心配してくれている、
友達や色々な方に無事オペが終了した事をメールした。
しかし、その後からは地獄だった・・17時ごろ、お隣のベットの方が
オペ室に入る頃から、熱と寒気が出てきて、アイスノンで冷やしたり、
電気毛布で温めたりと、痛みも段々と出てきた。
それから20時ぐらいになると、熱も38.2度になり、痛みもピークに。
自分で、調整する痛み止めを注入しても、治まらず、看護師さんに、
座薬をお願いした。
そのうちねむってしまい、起きてみると痛みもやわらいでいた。
☆8月7日 術後1日目
朝4時から目が覚めてしまい、メールや音楽を聞いたりした。
6時採血をして、そのまま点滴。
8時に1日ぶりのご飯(おかゆ、味噌汁、ほうれん草、煮物、牛乳)
とても美味しかった。
8時30分、S先生が回診にみえて、レントゲン写真を見せてくれた。
ボルトが5本も入っていた。びっくり!!
9時すぎ、清拭があり、手術着から、Tシャツ、短パンに着替えた。
少しさっぱり。
早く、立って、髪の毛だけでも洗いたい・・・
2時30分すぎ、友達と娘さんが、アイスクリームやお惣菜、頼んでいた
足りないものを買ってきてくれた。病室のみなさんで、アイスクリームを
食べた。とても蒸暑い日だったので、嬉かった。
その後、病床のため、立ち上がる練習をした。貧血がひどいため、
立ちくらみがして、その場でダウン・・以前から貧血とは知っていたけれど、
こんなにひどくなるのは、初めてだ。
少しだけ時間をおいて、リベンジ。今度はサークルに行く前に術足の
反対側の足に力が入らず倒れ、看護師さんに、抱えられ車椅子に乗った。
術足ではない足もこんなに筋力が落ちていたなんて・・・改めて、
術前の筋力トレーニングが大切なんだと、再認識した。
会社帰り主人が、寄ってくれ、洗濯物を持って行ってくれた。
会社に車通勤を認めてもらったらしい・・・
しばらくは洗濯をおねがいしよう。
☆8月8日 術後2日目
昨日は、江原さんの『天国への手紙』をみてから、眠った。
テレビを観たといっても、21時に寝たので、やっぱり3時ごろ目がさめる。
メールチェックしていたら、mariさんからのメールが入っていました。
mariさんはじめ、セシリアさん、友人や家族、みんなからのメールが
励みになり、うれしく思う。
その後、今日は、絶対離床したいので、術足中心にストレッチをした。
昨日は先生に足を持ち上げられただけでも大騒ぎしていたのに、
段々とスムーズになってきた。今日は絶対立って、トイレや洗面所に
自由に行きたい。
9時過ぎ、いつもの清拭。とても暑い日なので、看護師さんが着替えの合間、
センスで扇いでくださり、感激。昨日よりスムーズに着替えられた。
その後、サークルで歩く練習。スット立てるのに、術足が一歩前に
踏み出せない・・少しの距離も左足が持ち上がらない・・結局しばらくは、
車イスになった。今日こそは・・・という強い気持ちと、情けなさと、
悔しさからなのか、車椅子に乗った途端、涙がポロポロこぼれた。
先生や看護師さんが『自骨は筋肉もいじっているから仕方ないんだよ』と
いってくれたり、向かいのおばぁちゃんは『あんたは頑張った、頑張ってるよ』
とやさしく言ってくれるので、益々涙がこぼれた。
14時すぎ、貯血時に、お友達になった21歳の子が、お見舞いに来てくれた。
8/27に、私と同じオペで、もちろんS先生が主治医。以前に事故に遭い、
その時の検査で形成不全がわかったらしい。
お見舞いに頂いたゼリーを皆で食べていたら、S先生が病室の前を通って
『手術をやめるなら今だぞ〜○○さんによく聞いたほうがいいぞ〜痛いぞ〜』
と冗談を言って笑っていました。先生は無口な方なのかな〜と思っていたのに
以外な一面を見た感じがしました。(笑)
☆8月9日 術後3日目
リハビリの後、とても眠くなり、寝てしまったため、夜眠れなくなってしまった。
朝早くから、トイレに行きたくなり、ベットから術足を動かすのに一苦労・・
トイレに行くまでに汗だく・・昨日、主人にマジックハンドを買ってきてもらい
大活躍。早くから使えば良かった。
9時より、リハビリ。一日一日と状態がよくなるのがわかる。
トイレに行くのも日中はスムーズだ。
午後から、mariさんが、お見舞いに来てくださった。
初めてお会いしたのですが、想像どおりのやさしい雰囲気の方。
貧血ぎみの私のために、プルーンやカルシュームたっぷりの飲み物を
買ってきてくださいました。本当にうれしく思いました。
その後、娘を看てくれている、主人の父、母、そして娘、1時間遅れで、
私の母と妹が函館より来てくれた。娘は、元気がなく、食欲もないと
聞いていたので心配していてたが、私の手術が終わった頃から少しづつ食欲も、
戻ったとのことで安心した。やはり、子供ながらに、私の事を心配して
いたんだと思う。
みんなが帰ってから、リハビリ・・平行棒で歩く練習・・前の時より
足が一歩づつ引きづらずに高く出せるようになった。すごく嬉しい(*^v^*)/~~~
☆8月10日(術後4日目)
今日は、手術後、4日間はき続けた、ストッキング靴下を脱ぐ事が出来た。
すごくさっぱり。
そして、4日間ぶりのお風呂〜こんなにお風呂に入れる事に感動するなんて。
お昼ごはんはそうめん〜さっぱりして美味しかった!!
お昼過ぎ、義弟家族と娘がお見舞いに来てくれた。娘がすこしづつ、
明るい表情を取り戻している。すごくうれしい。私もリハビリ頑張らなくちゃ!!!
15時、義弟家族と、娘がリハビリを見て見たいというので、許可をもらって、
中に入れてもらった。みんな興味津々で、しばらく見学していた。
夜、主人が会社帰り、寄ってくれた。
今日はお風呂も入り、気持ち良く眠れそう・・・。
☆8月11日(術後5日目)
昨日の夜は、涼しくて、ぐっすり眠れた。夜中トイレにおきる回数も減ってきた。
今日は土曜日なので、午前中だけのリハビリ。帰ってきたら、部屋の移動で
205から208になった。
いい機会なので、車椅子から、完全にサークルに切り替えた。
お昼すぎ、主人と娘が洗濯物を届けてくれた。
サークルに替わった事を知った主人は『自主トレだっ』といい、部屋から、
ロビーまでの長い距離を歩かされた しかも、暑さ対策に用意したセンスで、
後ろから、ビシビシしごかれた。お前はビリーか?
☆8月12日(術後6日目)
今日は、朝早くから目が覚めてしまい、静かに、タオルケットやハンドタオル、
今日着る服など、準備した。病院には、売店などもなく、これが幸いしてか、
間食をする習慣が消えた。
でも、妙に小腹がすいてしまい、以前お隣から頂いた、М星のなめらかプリンを
食べた。早朝から幸せを感じてしまった。ご馳走様〜。
今日は32℃を越す暑さ、シャワーも入れず、不快・・・
デオドラントスプレーをしても限界がある。入院して、すでに2本目使用・・・
お昼過ぎ、主人と娘が来てくれて、来る途中、扇風機を買ってきてくれた。
うれしい・・
自主トレに力が入る・・(笑)
明日、あさってと、35℃になるらしい・・小型扇風機があるとはいえ、
どうなってしまうんだろう・・・
18時過ぎ、函館へ帰省していた友達が、帰宅の途中に寄ってくれた。
私も函館に帰りたかったなぁー
☆8月13日(術後7日目)
とても、朝から晴れたいい天気〜暑くなりそう・・・
8時30分、S先生が回診にみえて、サークル歩行の様子を観察・・・
『術足の方の手を離してごらん』といわれ、やってみると、術足に重心が
かかるのが怖くて、踏み出せない・・・
自分では、サークルで上手く歩いてるつもりだったけれど、かなりの手の力を
借りて、歩いていたようだ。久々に凹んでしまった。
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