赤いバラさんの体験記


右足人工股関節全置換術(2007年3月)

左足人工股関節全置換術(2007年7月)

   

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  ◇ 手術を決めるまで ◇

   私は昭和23年生まれで58歳です
     10年ほど前山へ行ったり、クロスカントリースキーをしたりした後、
   いつまでも
筋肉痛がとれず、夜寝ていて股関節に重い痛みを感じるように
   なりました。

     地元の整形外科医に診ていただきましたがどの医師も決まって
   『人工関節にするしかない15〜
20年位しかもたないので手術は
   
60歳すぎた方が良いのでそれまでは、歩かない・重いものを持たない・
   体重を増やさないように』と言われました。

     変形性股関節症について全く知識のなかった私は 関係する本を読んだり
   のぞみ会に入会したりして情報を集めました。
   手術をしても満足のいかない結果の人がいたり、手術後ベット上で1週間も
   身動きとれなく、入院も1〜2ヶ月と知り 手術に対する恐れが強く出来れば
   
手術なしで生活していければと プールで歩いたり筋トレをしたり
   指圧に通ったりしていました。

   ここ23年 無理しなければ痛みは無いのですが 歩ける距離が 
   目に見えて短くなり
スーパーの買い物も カート無しではむずかしく
   なりました。好きな旅行も思うように出来なくなり そろそろかなと
   感じ始めました。

     最近知り合った私の周りの足友さん達が 術後快復が早く綺麗に歩いて
   行動範囲を広げている事から『手術して少しの間耐えれば 快適な生活が
   待っている』と考える事にしました。

     この病気は 徐々に進行する事 何時かは人工関節にしなければ
   ならないなら 今 決めて快適な60代を過ごしたいと考えました。

     今までいろいろな医師に診てもらいどの先生にお願いするかもとても
   大事な問題でした。娘が2人共、東京に住んでいるので、東京で手術と
   考え、mariさんにも助言いただき、先生を探しましたが “ピッ!”と
   来る先生にはめぐり会えませんでした。

   平成18年にNTTのI先生が帯広で手術を始めると聞き診察して
   いただきました。結果は、他の先生と同じで、手術の時期が来ているので
   何時でも私が決めたら来て下さいと言う事でした。

   平成18年の、「
のぞみ会の講演会」で えにわ病院のS先生、NTT病院
   のI先生のお話を聞き、S先生にも診察していただきたいと思いました。

   
   
   平成18年6月 先生に診察日の問い合わせメールを病院にしましたら 
   先生から直接返事のメールを頂き驚きました。初診の時も 詳しく丁寧に
   説明していただき、とても良い感じで、どちらの先生にお願いしようかと
   悩みました。お二人とも、技術は最高だと思いますし、もちろん人格的にも
   尊敬出来ると感じています。
   悩んでいる内に、I先生が帯広での手術をしないと言うことに成り、
   S先生にお願いする事に決めました。

    


  ◇ 最初の手術まで ◇

   H186月・春藤先生に初診 

    股関節の状態は何時人工関節の手術をしても良い時期に来ている。
    両方悪いし、最適の位置に人工関節を入れると、脚長差が2〜3センチ
    出来るので、両方の足の手術をした方が良い。手術はロボドックは
    使わない。セメントを使用するようになると思う。と言う診断でした。


   H18年12月・春藤先生診察

   私の仕事の都合で、悪いほうの右足を3月14日に手術をお願いしました。
   一ヶ月前に術前検診。3月13日入院。
   先生は『一週間で退院してもらいます』と言われましたが、一週間では
   とても不安で、一人暮らしを口実に10日間入院させてもらう事に成りました。
   レントゲン写真で 人工関節を入れる位置や、私の関節の状態を詳しく説明
   してくれました。両足の手術後には筋力が付けば普通に歩けるように成るし、
   庭の手入れも出来るようになると言うことでした。退院後にすぐ運転出来る
   と言われた時には、術足が右だった事もありとても嬉しかったです。
   入院中のmariさんのリハビリの様子を見せてもらい、術後9日目で綺麗に
   歩けていて“すごーい”の一言!これなら私も・・・と自信が付きました。
   しかし 手術の日まで “思ったような結果にならなかったら
   どうしょう“ と不安になったり 元気な足で歩きまわりたいと 
   毎日のように揺れ動いていました。



  H19年2月19日 術前検診  

   
胸と股関節のレントゲン 採血 検尿 肺活量 心電図 身長 体重等の
   検査、貧血を心配していたけど、この歳なら良いほうだと看護師さんに
   言われひと安心。出血は多くないと言う事で貯血はしませんでした。 

    

  H19年3月13日 入院

   すごい吹雪の中 娘達に付き添われて入院。S先生から家族に手術の説明。
   この時 手術後一ヶ月の検診と、左足の術前検診を一緒にして二ヶ月後に
   手術をする事が出来ると言われましたが そこまで考える余裕が無く
   “そんなに早く出来るのか・・・でもするとしても秋頃だろう。”
   と考えていました。

   
MRIレントゲン 採血 入浴 春藤先生でない整形外科医と看護士 
   理学療法士による足のチェックと入院の荷物の整理をする間も無いくらい
   慌しい一日でした。


 



                  
      
                          写真提供Yohさん

 

 

  

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