ぱれっとさんの体験記 右人工股関節全置換術(2008年2月) 埼玉県在住 TOPへ 1 2 |
【入院】 ・・・右人工股関節全置換術 手術の為 ☆入院当日・・・朝8時に主人と家を出る。病院へは予定通りに着きホッとする。
入院手続きを済ませると担当の方が迎えに来てくれる。 いよいよ明日手術するんだなぁ〜と実感。
病室に荷物を置き同室の方達にあいさつ。落ち着く間もなく看護士さん
麻酔科の先生から色々な質問や説明がある。 手術の説明は夜になると言うので主人には帰ってもらう。
やっと病室で荷物の整理を済ませ先輩の方々とお話する事が出来た。
すぐに皆さんと溶け込んで気持ちも落ち着く。 またまたホッとする時間も無く 看護士さんが2度目の自己血をとりにくる。夕食前にはシャワーも済ませる。 夜7時担当医のH先生より手術の説明を一人で聞く。手術はMISで行う。
高位脱臼が少しあるので骨を足す事。(術後M先生からは骨はなんとか 足さずに済んだそうです)模型の人工関節を見せて貰う。 (あ〜〜こんなのがはいるんだぁ)持ってみると重く「先生重いですね」と言うと
「実際入るのはもっと軽いですよ」と言われ納得。 脱臼、感染、合併症等の説明もある。
最後に「ぱれっとさんの手術はちょっと大変なのでM先生が僕が執刀するって
言ってたよ」と聞かされ手術への不安は一気に吹き飛んだ。 すべての説明が終わり明日の手術を待つばかり。
目まぐるしい一日が終わり自分では気持ちは・・
落ち着いているつもりでしたが今思うと所々記憶薄れている。
興奮していたのだ。 【手術】
2月13日・・・主人が心配顔で11頃来てくれる。手術は2番目で12時30分から。
7時には浣腸も済ませる。朝食はとらず看護士さんがテキパキと術前の
血圧や点滴をする。 時間が少しあり足友さん達と話しが出来てリラックス
手術着に着替えて歩いて手術室へ。 看護士さんが3〜4人とH先生とI先生も・・・
無菌室を見る余裕も無く・・・やさしい音楽が流れている・・・
おしゃへりしながら手術台に上がる。何を話したかやっぱり覚えていない。
いよいよ酸素マスクを〜〜されるという所にM先生が入って来て 「ぱれっとさん手術頑張りましょう」と言って下さってこの時を最後に気がついたら
回復室のベットの上。 【手術が終わって】
2月13日夜・・随分深い眠りだった様で目が覚めても朦朧としていてそれでも手術の事を
気にしていた様です。 主人の「手術は成功したと先生が言ってた」の言葉に安心して又眠ってしまう。
手術は1時間半かかり病室に戻ったのは3時半。
すっかり麻酔が覚めて静かに起こされ軽い眩暈がしたがすぐ治る。
痛みは有るが吐き気や発熱はほとんど無い。 術後4時間でI先生が「さぁ〜車椅子に座ってみようか」と言われ
「え〜〜座るんですかーそんな事出来ません。足がすごく重くて痛くて怖いです」
でもこの病院では術後その日に離床するのは特別な事が無い限り当たり前の
様です。 足の異常な重さと内転筋を切った為突っ張る様なすごい痛みで足を動かすの
はかなり辛く「痛い痛い」と言いながらも車椅子に座れました。 先生の「よっしゃ」の声に主人も安心した様。
ここから又ベットに戻るのも本当に大変でした。 聞いてはいたその日の離床は怖いとしか言い様がなかった。
この日は3人手術したのですが3人とも回復室で夜過し夜中にはとっても
ノドが渇き痛みと渇きであまり眠れず。むしろ心はスッキリしていた。 何年も悩んだ手術本当にしたんだ。
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2月14日 (術後1日目) 回復室で朝食を食べ朝9時には車椅子で皆が待ってる病室は戻る。
「お帰りなさい!」皆が笑顔で迎えてくれた。 午後からもうリハビリが始まる。
軽いストレッチやマッサージの後いきなり全加重で平行棒をおそるおそる歩く。
足を前にだしてみたが鉛の様に重い。 でも鏡に写った姿は足の長さも揃ってる。間違いなく私だ。 うれしい!
これからは普通に外を歩けるんだ。夢の様だ。
リハビリが終わって部屋に戻ると疲れた。
腰や太ももの内側痛みが強くこの日からしばらく座薬なしではいられない。
2月15日(術後2日目)
相変わらず痛みが続く。朝から検温、採血、抗生剤、消毒、傷口は
夜アイスノンで冷やす、リハビリは足が重くてなかなか上がらない。 足友さん達が「みんな同じだから大丈夫よ」と励まされる。
連日腰痛と内転筋の痛みが辛い。
2月16日(術後3日目)
リハビリも自分の好きな時間帯を予約して行う。
まだまだ足は重いが私に合ったメニューで・・・
先生のマッサージがとても気持ち良い。 足友さんと同じ時間を過し食堂でも病室でも笑いが絶えない。
家族やお友達がお見舞いに来てくれ私を見て皆驚く・・・・・
私はそんなに変身したんだぁ〜 2月17日(術後4日目)
今日は日曜日なのでリハビリも回診もなくゆっくり。
売店を覗いたり音楽や読書をして過す。
2月18日(術後5日目)
リハビリは足に1キロのおもりをつけて足上げ、床からほんの少ししか
上がらない。 病院食に変化がほしい。
足友さんからの差し入れがテーブルに並びワイワイガヤガヤ。 2月19日(術後6日目)
やっとシャワーの許可がでる。体も気分もスッキリして元気が出る。 痛みはまだあるがベットに上がるのも億劫にならなくなった。
2月20日(術後7日目)
車椅子から一気に片T杖となる。午前中にレントゲン
2月21日(術後8日目)
CTを午前中に撮る。
I先生が朝顔を出してくれて笑いを残して隣の病室に去っていくが又隣でも
笑いが聞こえる M先生はとっても多忙な為週1回だけ病室に来て下さる。
多忙なのが皆解っているので中々引き止めてお話は出来ない。
でも先生が来てくれるだけで安心できる。
2月22日(術後9日目)
片杖で病院の廊下や売店を散歩。
売店は総合受付の待合室を通って行くのだが待合室で股関節の悪い方を
見かけると以前の自分を思い出す。 リハビリも頑張る。
午後友達がいなり寿しを作って来てくれた。
2月23日(術後10日目)
I先生が抜糸してくれる。
リハビリも階段に初挑戦。1歩1歩揃えて進む。やはり術足が頼りない。
2月24日〜2月27日(術後11日〜14日目)
今日もリハビリ頑張る。
I先生に足の付け根が痛いと言うと動きの範囲がだんだん大きくなっているから
筋肉等痛みが出ている。レントゲンでは全く問題はない。 午後絵の仲間がお見舞いに来てくれる。
病院にも絵が飾られて気持ちを癒してくれます。
早く私も描きたいなぁ〜
2月28日〜3月1日(術後15日〜17日目)
午前中の暖かな日差しに誘われて初めて外を散歩した。
「うれしい。新しい足で歩いてるんだなんだか全てが生まれ変わったみたい」 午後、3月に両足手術を控えたお友達が術前の検査を兼ねて会う。
お互い元気になったらゆっくり会う約束をする。 【退院〜今日まで】
3月2日(術後18日目)
やっと退院です。片杖をついてまだ痛みもありますがうれしいです。
朝11時に主人が迎えに。
窓から見慣れた景色 親しくなったお友達と別れるのはチヨット淋しい、気持ちを
残して退院です。 その日の夜お風呂の中で今までの辛い事を思い出したら涙が止まらなかった。
手術してもうじき5ヶ月になります。
今は痛みも術前の不自由さもほとんどありません。
スタスタと歩けるまでになりました。
病院の先生はじめ家族、友達 mariさん掲示板での足友さん
ありがとうございました。 2008年7月
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