Irukaさんの体験記

右足人工関節置換術 (道南地方都市在住・事務職)


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                    ◆ 私の足物語 ◆


 手術から退院まで

   手術前の説明が有り、結構厳しい事を言われ小心者の私はもうビクビク、
  でも「まな板の上の鯉」の心境で開き直るしかない・・・・と覚悟を決めました。

  3月2日手術室で目が覚め、先生に結果を尋ねると良い結果と。「ワイヤーで巻かなかった
  ひびも入らなかった等々」をお聞きし一安心。あ〜やっと終わったんだなと言う思いが
  こみ上げてきました。
  出血も350ccで、手術時間は約2時間、傷は以前(自骨)の手術をしたところを切ったので
  新しい傷と言う実感が有りません。長さも15cmでした。
  手術の当日は自骨の時に比べると全く痛みを感じない位楽でした(痛み止めを1度使う)
  翌日歩行器でお手洗いに行けた時は、25年前の事を思い出し、感無量でした。
  足の長さもほぼ揃って、歩くのがスムーズでこんなに嬉しい事はありません。
  今までは(手術前)台所で右足だけにスリッパをはいていました。
  術後は脚長差は1cmだそうですが、長くこのことに苦しんできたので、
  自分では同じ長さに感じました。
  リハビリも思いのほか辛くなく、一日々力の付くのが感じられ、ここで又自骨と人工の
  違いを感じました。
  この病院では、入院までと手術後の流れを解り易く冊子にして下さり、とても便利でした。
  病室もトイレ・洗面所付きで4人部屋、看護師さんも股関節、膝等、病状によって
  分かれていて、股関節の事ではとても詳しくて、色々教えて頂きました。

  3月9日には3分の2荷重になり順調に思えた入院生活も、エコー検査で手術した
  右足膝下に血栓が見つかり、治療を開始しましたが、それ自体は血液をサラサラ
  にする薬を3ケ月間飲むだけで、それになったという実感は有りませんでした。
  この時期は、肝心の股関節より血栓の治療の事で少し心も落ち込みました。

  3月17日には全荷重となり、先生から一週間早く帰っても良いと言われ、25日に無事
  退院しました。

 最後に
  
   家に帰ってから今度はやってはいけない姿勢だとか、禁止事項がストレスになって
  いますが、友人に「時間がたてば慣れるよ・・・」と言われたので、今は早く時間が
  過ぎるのを待っています。
  3月28日(術後26日目)から仕事に復帰したので、運転が、次の診察日で
  OKが出ないと出来ないので、不便しています。
  毎日、今までに無いほど、1Kgの重りを付けて足上げをしています。
  
  人工関節を決意するまでと、病院選びに時間を掛けたので今はくいが有りません。
  又入院して解ったのですが、我慢しすぎて人工にした時は結構リスクが有る事が解り、
  やはりいくら人工でも未だ自分の足に余力の有る内に手術をするべきだと感じました。
  今回の手術を通して医学の進歩を身を持って知り、又家族や友人皆にお世話になり
  改めて感謝の気持ちでいっぱいです。
  それに何よりも自分で納得の行く手術だった事と、I先生に巡り合えた事、
  本当にラッキーでした。
  
  私の友人達、自骨手術1人、人工3人、皆日々筋トレやプール運動を怠らない素晴らしい
  人達です。私も見習って、せっかく手術をした足、そうしてもう一方の足を出来るだけ
  なが〜く持たせる様に頑張ります。
  みんな色々アドバイス有難う!!これからもヨロシク!また遊んでネ!
  まだまだ続く私の足物語、これからもこの病気を意識しない日は一日も無いと思うけど
  前向きに明るくいかなくちゃ・・・・・だってこの病気と一緒に生きていくんだもの
   (現在手術後40日経過)

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