●退院後一年検診まで


3月19日に退院してから、家事は普通にこなす事が出来る。9年前自骨の手術の時は3ヶ月半の入院生活だったので、体力が快復していなかったのと杖無しでは絶対歩けなかったので、家事をこなすのも大変だったけどそれに比べると炊事・洗濯・お買い物なんでも出来るので、嬉しくなる。(しばらくはすぐ疲れていたけど)
朝・夜に必ず筋トレをする。仰向けに寝て足上げ・うつ伏せになって足上げ・横向きに寝て足上げ。腹筋をそれぞれ20回ずつ。
だんだん慣れてくると手術した方の足が物足りなさを感じるので昔使った砂袋の重り(1キロ)を足に巻いてする。でも左足は何もつけないでしか出来ない。
術後の足にだんだん力がついていくのがわかる。
週4日はプールに行って水中歩行とクロールでの泳ぎを40分くらい。
お風呂には、お風呂の端に座ってから足を入れてはいる。身体を洗う時は高めの椅子に座って。車の運転は次の日から行う。手術した足が右足だけど運転は普通に出来ます。正座して立ち上がる時は何かにつかまれば、心配ない。床に落ちたものを拾う時はマジックハンドが大活躍です。本当にこれは優れものです!!


2002年5月2日  退院後初めての検診。

先生に内科の方のその後をお話しして、5月15日に入院して胆石の手術をすることを報告。片足立ちでは、手術した足は無理なく立てるけど反対側の足は相変わらず痛みがあって立っているのも辛い。足の開きは大変良いといわれる。
先生に左足がかなり痛いことを言うが先生は半年もすると痛みがなくなってくるからしばらく様子を見ましょうと言う。手術はしなくて大丈夫と言うけど、私は内心こんなに痛いのだったら手術をしてしまった方が良いのではと思う。次回は8月ということで。


2002年5月12日 「のぞみ会」の医療講演会。

今回の講演は「哲仁会えにわ病院」の増田先生の後援でした。会場で先生と久しぶりに顔をあわせたら、先生が私のその後をとても心配していてくれていました。


2002年5月15日〜23日

厚生病院に入院して胆石の手術を行う。手術の内容は「腹腔鏡下胆のう摘出術」だそうです。全身麻酔の手術でしたが、すっかり手術なれしてしまったので不安は無かったです。傷口は全部で4箇所(小さいけど)。お腹のあちこちに傷跡が・・・・。それよりもお腹に力を入れてはいけないので筋トレは良くないらしい。2日間はほとんどベットの上だったので足の筋肉が落ちて行くのが解るので心配でした。病院内ではトイレに行くのにも、食事の部屋に行くにも歩く距離が多くて杖を付いていたけど大変でした。
退院後10日間はプールも禁止。これも辛かった。せっかく着いた筋肉がこの2週間の間に落ちたような気がして気持ちだけ落ち込む。


2002年7月2日〜19日 術後4ヶ月半

オーストラリアに一人旅。荷物はあまり重いものは持てないという事で、宅急便で娘のところに送る。それでも大きなスーツケースを引きずって折りたたみの杖を持って行って来ました。詳しくは旅行記の方で。(グレートバリアリーフでのシュノーケルが最高でした)旅行前までは毎日朝・夜の2回まじめに筋トレしていたのが、旅行中はほとんどしなかった、その代わり毎日歩く歩数は多い時で12000歩。少ないときでも6000歩は歩いていたのが良かったのかもしれない。(タクシーを使わないで公共の乗り物を利用)


2002年8月5日

術後6ヶ月検診には少し早いけど。まだ杖は付いて検診に。片足立ちでは手術した方は順調といわれる。先生に又左足が・・・・と言うが、もっと人工にした方の足に体重をかけなさいと言われる。7月にオーストラリアに行って多い時は12000歩も歩いた事などを報告して、今度はセブ島でダイビングを体験して来たいけど大丈夫でしょうかと聞いたら先生はあまり賛成はしてくれなかった。もし、海の中で何かが起きたらどうするのと言われて・・・・。先生が賛成出来ないと言う気持ちは良く解る。確かに大丈夫と言って何か起きたら大変だもね!!


2002年8月16日〜30日 術後6ヶ月目

ちょうど術後6ヶ月目でフィリピンのプエルトアズールとセブ島の旅、このときも折りたたみの杖を持って、20キロのスーツケースを引っ張って行って来ました。詳しくは旅行記の方で。(体験ダイビングやってきましたよ)
最初杖は何時も持ち歩いていたのが旅行の途中で使わなくなりました。使わなくてもあの痛かった左足が大分楽に成ってきたのです。日本で普段は何処に行くのも車を運転して行動しているのが、旅行中はとにかく歩くのでそれが筋トレになっているのでしょうか。


2002年9月27日〜30日

76歳の母と二人で京都・奈良の旅。一応折りたたみ杖は持って行く。
お寺めぐりは石畳とか砂利道、階段の上り下り、とにかく歩く。自分達で行動している時は休み休みの見学なので良いが、奈良で観光バスに乗ったときはとにかく歩くのとペースが速いので私の足には大変でした、それに比べて母の元気な事!!
よく、年を取ったら日本の観光名所を回ると聞くけど、足腰が弱ったらそんなの無理と思ってしまいました。
それでも最後に南禅寺で湯豆腐を食べて帰って来るときにお店屋さんに杖を忘れて帰ってきてしまいました。楽しい珍道中でした。


2002年12月30日

朝起きたら、手術した方の足がおかしい。お尻のところから太ももの裏側、足のすね、足首まで全部痛い。もう病院は終わっているし、31日も辛い、これって脱臼かしら?とも思う。今までにないすごい痛さ!!


2003年1月1日

去年の前半は入退院の繰り返しと2つの手術で大変だったので(医療費も)今年は病気からさようならをするはずだったのに暮れからの歩く事が困難なほどの痛みで前途多難!!
新年早々痛み止めを飲んでの生活です。
自分では脱臼でもしたのではと思うほど辛い。6日に近くの私の行きつけの整形外科に朝一番で行く。ここの先生は病気に対しての説明がとても解りやすくて私はこの先生に10年も通っています。私と同じ年齢の先生。股関節の事もとても解りやすく説明してくれます。
一応股関節も見てもらったが大丈夫といわれて痛みの原因はMRIの結果「腰椎椎間板ヘルニア」と「腰椎管狭窄症」の2つの病名が付けられた。約一月間一日おきに牽引とホットパックと飲み薬(ビタミンB12)で、ほとんど治る。


2003年3月6日 術後一年目の検診

術後一年目の検診には一寸遅いが半年振りに汽車に乗って病院に行って来る。手術した方の足の結果は順調という事で次回は一年後。
ただし左足は生活に不便を感じるようになったら何時でも診察に来て手術を検討しましょうといわれる。先生はもたせれるだけ持たせたいと言う。
だんだん悪くなって骨がぼろぼろになっても手術は大丈夫かと聞いたら、骨頭の方は切るので心配ないそうです。骨盤の方が壊れてくると手術も大変だけど私の場合RAOの手術をしているので骨が硬くなっているから(レントゲンでも白く写っていました)心配ないそうです。手術した右足にはいくら体重をかけても大丈夫と言われる。
それと脱臼はしないでしょうと言われました。私の場合は股関節が90度まで曲がらないからだそうです。
夏にセブ島でダイビングをして来た事を先生に話したら「佐藤さんのように積極的な人がいると励みになります」と言っていました。先生に左足は病院が新しくなってから手術をお願いしますと言ってきました。

術後一年目の状態

一年がたって私の足の状態は、筋トレはほとんどサボっているけど週3回〜4回はプールで水中歩行とクロールでの泳ぎと水の中でのストレッチをしています。退院した頃は200メートルしか泳げなかったのが、最近は600メートルは泳げるようになりました。徐々に伸ばして行きたいと思っています。
北国の寒い冬は外に出れば道路は凍っていて大変です。初めての冬だったので転んで脱臼したら困ると最初は杖を使いましたが、すぐに必要なくなりました。ゆっくりとバランスを崩さないように歩くと逆に筋肉が付いていくように思います。
半年が過ぎた頃から左足の痛みが和らいだのですが、これだけ悪くなるといくら筋トレしても筋肉は付かないように思います。車に乗るときは椅子に座ってから足を持ち上げてでないと乗れません。(左足を)
手術前は人工関節にしたらもっと気をつけなければならないことが有ると思っていましたが、半年が過ぎるとそんな心配も飛んで行ってしまいました。
本当に手術をして良かったと思っています。



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