●入院日記


2002年3月8日(金)  病院の移動。

朝9時半に準備を終えて詰め所の前では、看護婦さんや患者さんから声をかけられて、涙が出て止まりませんでした。普通なら元気に退院していくのに、不安を抱えての退院なので。隣の病院までは病院の車で送ってもらいました。
隣の病院は総合病院でした。私は内科に入院して今日は採血だけして終わり。夜になったらなんだか疲れが出てきました。
今日は筋トレも歩きの練習も何にもしないで静かにしていました。
内科の病棟は整形外科とは雰囲気も違います。おまけに急な出来事だったので。
夜、看護婦さんが来てこれからの予定の紙を置いていく。9日エコー。12日採血。異常がなかったら退院できると。
今はとにかく早く札幌の家に帰りたいという気持ちでいっぱいです。


2002年3月9日(土)

朝食抜きでエコー検査。かなり念入りである。体重を量ったら4キロも痩せていた。(でもこの体重がベストなのです)
夜T友達から電話。私の夢を見たから心配になって電話してくれたと。病院が変わっていてビックリしたと言っていた。S友達に電話する。私は7日に友達に電話したときすごく暗い声で電話したらしくすごく心配していてくれた。札幌に戻ったら厚生病院が良いよと教えてくれた。友達はありがたいです。皆に感謝です。
こちらでは朝・夜の点滴と注射です。食事も油物が無い量も少なめの食事です。
今日は、筋トレと階段の上り下り、一階に下りて行って歩きの練習もしました。


2002年3月10日(日)

朝食後、階段を使って1階まで下りて行って歩く練習。その後点滴、注射、何時ものお決まりコース。夕食後にも同じく階段を下りて行って歩く練習。筋トレも朝・昼・夜とやっています。夕方先生がいらっしゃってエコーの結果「胆石」が見つかったと。実を言うと2001年の2月に急激なおなかの痛みで救急病院に行った事がある。きっとそのときも胆石の痛みだったんだと納得です。(そのときは救急病院でも他の病院でも原因は解らなかったまま病院を5件行って緊急入院しました3週間の入院でした。)
これが痛みの原因だったそうです。かなりの数があるらしい。詳しくはMRIで検査しなければ解らないと。でも今までの痛みの原因がわかってほっとしました。


2002年3月11日(月)

昨日と同じ筋トレ・歩きの練習。


2002年3月12日(火)

採血の結果は数値がビックリするほど下がっていました。
筋トレ・歩きの練習も順調です。


2002年3月13日(水)

胆石は見つかったけど胆管の方も心配なので15日にMRIの検査。
胆石だけでは肝機能の数値は上がらないらしい。何かあったらどうしようと又不安になる。明日は検査も何にもないので先生に外出許可をもらう。
内科の病室は整形外科の病室と違って重症の患者さんもいるのでとても気を使います。
今日も順調に筋トレしました。


2002年3月14日(木)

主人に朝早く迎えに来てもらって、外出。家に帰って洗濯してたまっていた郵便物のチエックをして夕食を作って普通の生活をしたけど足のほうは大丈夫でした。
夜8時頃病院に帰って来ましたが、疲れてぐっすりと寝る事が出来ました。


2002年3月15日(金)

MRCPの検査の時に先生が人工関節が入っているのだったら関節のところが熱くなったら熱いと大きな声で言いなさいと脅かされた。30分ほどの検査でしたが終わってからさわってみたらやっぱり右足が熱くなっていました。


2002年3月16日(土)

今日から外泊。19日の退院許可が出ました。絵のお友達のMさんとSさんが自宅に来てくれました。本当は病院まで行ってくれたそうです。


初めて見た色のカーラー。

2002年3月18日(月)

朝早くに病院に戻って、今日一日ここにいれば明日は本当に退院できるのだと思うとほっとする。午後から担当の先生の説明で、胆石が見つかったので急がなくても良いけど手術して取ってしまった方が良いでしょうとの事。
札幌でかかる病院に紹介状を書いてくれました。私が希望していた厚生病院の第二消化器科の宮川先生を紹介していただきました。


2002年3月19日(火) ようやく退院!

今日は本当に退院の日です。退院というより札幌に帰れるんだ!!と思うとすごく嬉しいです。でも明日からは今度札幌の病院通いが始まります。
股関節の手術のために整形外科に入院して、入院の時もあわただしかったけど、父の死と言う思いもしなかった事。又急な退院・入院、そしてようやく本当の退院です。家に帰れるという事がこんなに嬉しい事とは思いませんでした。遠い病院までお見舞いに来てくださったお友達・家族の者に本当に感謝の気持ちでいっぱいです。有難う御座いました。股関節の手術をしたから胆石の病気が見つかったのだと思います。もし知らないでいて海外旅行の最中にでもあの傷みが出たらと考えたら、恐ろしいなと思いました。見つかって本当に良かったです。
この病気を見つけてくださったお医者さんにも感謝致します。




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