●入院日記


2002年2月7日(木) 入院、自己血400cc採血。

お昼に病院から電話で「今日、入院の予定ですがどうしましたか?」私は明日が入院日と思っていたのでビックリ!!急遽午後3時半までには入院をしてほしいと言われて、おお慌てです。銀行の用事を済ませ、次女に頼まれていた荷物を作って、送るのは主人に頼んで、長女は私が病院に持っていくパソコンを携帯電話で使えるように設定していました。(あ〜〜・・・助かる)病院まで車で行くのは初めて、高速道路をスピードオーバーで、走ってもらって、約50分かかって到着。担当の看護婦さんは山口さん。まずは、病院内の説明の後、病院のねまきに着替えて早速自己血の採取の為の針を刺され、400CCを無事完了。院長先生から、家族の方に手術の説明をしますと言う事で主人が説明を聞いて帰っていったのは6時半過ぎでした。(お疲れ様・・・・)私はそれから荷物を片づけて落ち着いたのは7時過ぎでした。入院初日は疲れました。早く眠れるかも・・・・。パソコンを持ち込むと言う事で一人部屋です。


2002年2月8日(金)

AM7:00〜次の日のAM7:00までおしっこを貯めておきます。腎臓の機能検査だそうです。AM10:00にはお風呂に入りました。(手術前は毎日入浴出来ます)朝は、お部屋の清掃が始まります。とても活気が有ります。主婦としてはお手伝いしたくなってついつい手が出ます。でも「危ないですから」と言われてベッドの上で静かにしています。AM。少しだけ山口さん(看護婦さん)が「入院診療計画書」に付いてお話してくれました。

PM。車椅子の乗り方練習。トイレにも行ってみる。上手と誉められる。 CTを採って心電図に心エコー、胸のレントゲンと股関節のレントゲンを合わせて9枚。足の血流の検査にMRI。リハビリ室に行って色々お話を聞いて又、車椅子の練習をして終わったのが5時近く。お疲れ様〜・・・の一日でした。リハビリの先生は村上先生です。看護婦の山口さんは27歳、娘達の高校の先輩でした。実家も私の家の近くでした。夕食後に函館方面から入院している「のぞみ会」会員のSさんに会ってきました。
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S さん』今回は「人工関節再置換術」だそうです。骨移植をしているので今は、車椅子でした。車椅子の期間は1ヶ月位で歩行練習はその後からだそうです。骨移植は健康な方の骨を−70度で冷凍保存しておいたのを移植したそうです。


2月9日(土)

パソコンを使うと言う事で、病室に電話が付きました。ウレシー!昼食後お風呂に入りました。家にいる時は昼間からお風呂なんて無いですね。今日は外は寒いみたいです。朝採血をして・・・終わり。なんにもする事が無いのでインターネットをして、今日から始まった「ソルトレークオリンピック」の開会式を見ました。お隣の部屋の紋別からいらしている鈴木さんとお話しました。鈴木さんは術後10日目と言うけれど痛みがまったく無く歩き方もとても奇麗です。時々杖を忘れて歩いていると言っていました。鈴木さんが「嘘のような本当の話」と言うけれど私もそうなれるのかしら?明日は日曜日次の日は祭日。と言う事は私も暇なので家に帰って見ようかしら?夜の看護婦さんに「明日家まで外出して良いですか?」と聞いたら「とんでもない1時間位の外出なら良いけど」と言われました。この言葉であきらめが付きました。


2月10日(日)

昼食前に(今日はお風呂に入らないつもりをしていたら)「お風呂に入ってください」とすごく薦めるので入りました。夕方、夫が来て病院の向かいのスーパーに買い物に行って帰りにラーメンを食べてきました。1時間ちょっとの外出でしたが疲れて9時位から寝てしまいました。夜中に足も痛くなりました。家で行動しているのと病院に入ってしまってからの動きでは全然違うと言うのを感じました。


2月11日(月)

足の痛さで目が覚めて病院に入って初めて座薬をもらいました。私は「治験」の為、今までのボルタレンは使えないそうです。今日は夫の誕生日です。「ハッピーバースデーメール」を送って昼食がお赤飯??そうか!!今日は建国記念日。我が家の夫の誕生日・・・昨年も私は入院中でした。夜洗面所で顔を洗いながら、根室の方で10年前にRAOの手術をした足を5日に人工関節の手術をした方(53歳)とお話しました。手術前に先生から入院期間は2.5〜3ヶ月と言われたそうですが、開いてみると思ったより状態が良かったので1ヶ月の入院で良いと言われたそうです。術後6日目ですがもう歩行機で歩いていました。明日からは杖で歩くそうです。骨移植(自骨)もしたそうです。私も左足は同じ状態なので、将来の参考に成りました。夜、パソコンを開いてメールを送ろうとしたらものすごい音がしたので、壊れたのかしら。。。。とすぐ閉じました。


2月12日(火)

今朝は、今日手術の方とお話しました。5年前は35日間の入院だったそうです。今回は反対の足を手術するそうです。術後3週間で帰れると言われたそうです。(帯広の方)今日は朝から周りが忙しいです。連休開けなので、人工関節の手術の方も3人います。看護婦の山口さん土曜日から風邪をひいていたそうです。3日ぶりに会って懐かしい〜。明日、私は手術か・・・・。実感が湧かないな。9年前の手術の日、午後からだったので公衆電話から電話していたのを思い出しました。外を眺めながら。(当時は子供の事とか気になる事がいっぱいあったから)

9時前に院長先生と他の先生の回診です。この時初めて私の手術を担当する春藤先生に会いました。先生は先週までアメリカの学会に出席していたそうです。

--- 先生達の会話 ---
院長 あれ計算してくれた?
SDrいえ、まだです。
院長 大丈夫よね・・・(レントゲンを見ながら)
SDrはい、大丈夫と思います
院長 CT写したっけ
看護婦外来に来た時写しています


ロボドックの手術大丈夫かしら・・・。計算違いしないでよ。昼食前にSDrが病室に来て私の足の動きを色々計って「レントゲンで見たより痛そうで重症ですね」と言われてちょっと不安が・・・。でも手術後は全体重を術足にかけて良いそうです。それだけ人工関節はしっかりと付くそうです。左足は急いで手術をするのでは無く右足が良くなってどうなるか見てからと言われました。(右足にも少し痛みは来ている状態です)3時に浣腸。4時にお風呂に入って5時から洗濯をしました。9時には安定剤を飲みましたがなかなか眠れません。10時頃麻酔科の先生が来て明日の麻酔の説明をしてくれました。


2002年2月13日(水) 手術日。

6時半頃目が覚めて7時に浣腸をして朝食は抜きです。10時には手術着に着替えて点滴を始めました。今日は3人の人工関節の手術があるので私は午後からです。院長先生がいらして「昨晩は眠れたか?」私は「眠れませんでした〜」副院長も声をかけてくれました。PCを開いて見ると色々な方から励ましのメールが届いていました。しばらくPCも開けないので最後のメールを送ってパソはしまいました。

午後2時にようやく手術室に自分で歩いて行きました。今まで手術の時はお部屋からストレッチャーに乗って手術室まで行ったので自分で歩いていくと言うのにビックリです。まず、右足をイソジンで消毒されて足を包まれてさらに奥の手術室に入りました。中にはロボドックがお待ちかね・・・・。術室は私にはとても寒く感じました。麻酔の先生がちょっとお話して麻酔をかけられたらあっと言う間に記憶が無くなりました。気が付いた時は多分病室に戻って来てからだと思います。なんだか病室の中が暗く感じてそこに夫と娘がいたのを覚えています。もうろうとしていたので痛みは全然有りませんでした。今日から16日まで点滴が続きました。


手術の為の準備品



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