私と股関節との歩み 1
発病と経過
私は50歳の茨城に住む主婦です。母の話によると、私は生まれた時に仮死状態で
生まれた為、お産婆さんが足を持って逆さまにしてお尻を叩き助けてくれたのだそうです。
(現代ではあり得ないですね。) その時に私の股関節は異常を起こしたらしく、
その異常が解ったのは私が歩き始めた時でした。
それから、ギブス治療とリハビリのため毎日通院し、おかげでみんなと同じように運動も
できるようになりましたが、マラソンの後や激しく運動した後は足の付け根が痛み
時々レントゲンは撮っていました。
でもそんな私でも普通分娩で3人も出産したし、おまけに仕事は立ち仕事。休む暇も無く、
40歳位までは仕事と家事・育児を両立させてきました。
しかし、その後少しずつ痛みも取れにくくなって来ているのが解るようになったので、
良いといわれる整体には何処までも行ったり、プールにも行き頑張っていたのですが、
平成16年の4月頃から痛み止めを飲まないと動けなくなり、このまま薬を飲み続けるのなら
手術しようと決心しました。
S病院に決めるまで
手術は決めたものの、今まで通院していた所では手術出来ないので何処でするか
大変悩みました。
娘が千葉に住んでいるので千葉の大学病院にも行きましたが、まだ年齢が早すぎるので
痛み止めと筋トレで一日でも先に延ばしましょうと、今まで言われて来た事と同じで、
患者が手術を望んでいるのにやはりそうなのかと迷い悩んでしまいました。
そんな時、友人のすすめでパソコン教室へ通ったのがきっかけで、私と同じように
股関節で悩んでいる人が大勢いる事を知りました。北海道にはいい病院があることや、
それまで知らなかった情報も得る事が出来、本当にたくさんの人に感謝しております。
その情報をもとに、今度はネットで病院を検索してみました。なるべく関東で、股関節の
手術年間に100例位行い、かつMISの方法を行っていると言う条件の中で調べた結果、
栃木のS病院がありました。その病院に偶然、友人の姪御さんが勤めていたのでお話を
聞いたところ、股関節で有名な先生がいると知り受診してみました。
あらかじめ聞くことを整理して先生に質問したので、自分でも納得でき、すぐ手術の
予約を入れました。でも自分の事情と先生の都合とで手術は半年後となり、それまでは
リハビリ専門の病院で筋力を落とさないようにと、週1回のペースで通院しました。
私と股関節の歩み 2
入院から手術まで
始め5月の予定が4月22日と早めに手術日も決まり、準備が始まりました。
手術に備えて自分の血液を輸血用に採取しました。(自己血輸血)
3月31日
1回目 自己血400cc貯血
4月7日
2回目 200cc貯血(400cc無理でした。)
4月14日
3回目 400cc貯血(目がチカチカしてなんだか眠くて仕方がない。)
※予定では、1200ccの貯血だったのですが、少し貧血の為1000ccでも大丈夫と言う事で
一応終了。
手術とその後
4月18日 手術5日前。いよいよ準備万端で家族に送られて入院です。
19・20日 リハビリ室で足の状態を確認。麻酔科の医師の説明。主治医の医師の説明。
21日 前日 夜9時より飲食不可で下剤を飲む。よく眠れるように安定剤も。
22日 朝6:00起床 浣腸 手術する右足を消毒(剃毛はしませんでした)
9:00手術室へ 酸素マスクを装着。
9:10分麻酔が入りその後意識不明・・・。
13:30病室に戻る。
前から腰痛はありましたが、とにかく腰が痛い。傷の痛みより腰が痛く眠れませんでした。次の日、厚み15cm程のマットを入れてもらい少し解消しました。腰痛をお持ちの方は始めから入れてもらうのが万全です。麻酔が切れる時、説明どおりに吐き気が襲いましたがそれほどひどくはありませんでした。 体温38.0度 貯血して置いた残りの血液400ccと、抗生剤を点滴しました。術後血栓予防の為のストッキングとAVインパルスの実施。
23日 体温37.5℃ 体の清拭(抜糸するまでは毎日) 手術着から準備しておいた
浴衣に、着替える。朝から食事が出ました、ロールパン1個 ハム1枚 牛乳少々
昼食半分位いただく、16:00頃便器をあてて貰うがでません。
24日 食事は半分位いただく、午後ベッド上でシャンプーをしてもらう。
夕食後発熱、39.0℃(体が痛くてつらいです)
25日 体温37.8℃ 食欲も少しでて、尿管が外れ便秘も解消。
リハビリの先生が来て、手術した足の上下運動をしました。
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